節水について
トイレで洗浄水を流す水量やお風呂の浴槽やシャワーの無駄使いが多いことで節水を意識しても月々の水道料金があまり下がらないといったことでお悩みを抱えている人が少なくありません。
気付きにくいことですが、毎日何度も使うトイレの使用水量。洗髪する時など流し続ける水量は想像以上に多く使われています。
一般家庭を対象とした使用目的別実態調査の結果では、ご家庭での水の使用量で一番多いのが風呂で40%、トイレで22%、そして炊事が17%です。イメージとしては洗濯がとても多そうに見えますが、メーカーは水量が少なくてもしっかり洗えるように製品改善を続けてきた結果で15%ととても低い使用水量となっています。もちろん使用人数が増えれば増えるほど、ご家庭にいる時間が長くなればなる程使用量は増加し水道料金にも比例し大きく影響してきます。
多くの水道製品で考えれば最新の製品が節水タイプに切り替わりつつあります。トイレタンクの非常に少ない水量で洗浄できる設計になっています。水量としては、最新モデルで大4.8リットル小約3.8リットルと飛躍的な進化をとげています。20年ぐらい前の古いモデルでは大12リットル以上というものもありますから、比較すると最新モデルの3倍もの水量を毎回使っていることになります。
このように水道料金に大きく直接的に影響してくることが当然ですから、本気で節水するのでしたら、やはり!トイレを最新のものに交換するのが一番と言えるでしょう。
大まかには、上記でお伝えをした通りですが賃貸でお住いの場合には、勝手に交換などをすることができません。そこで、節水法と言えば、シンプルに大と小を使い分けることです。
効果も高いのでぜひ実践してきては、いかがでしょうか。
トイレの節水対策
トイレの節水対策としては、以下のような方法があります。
●デュアルフラッシュトイレの導入
デュアルフラッシュトイレは、小便用と大便用の2つの排水量に切り替えられるタイプのトイレです。小便用は少量の水で流せるので、水の節約になります。
●浄化槽を導入
浄化槽は、家庭で排出された汚水を浄化して再利用することができる装置です。トイレの水を再利用することで、節水効果があります。
●洗浄時の水量を減らす
トイレの洗浄時には、多くの水を使用します。水量を減らすためには、トイレタンク内の水量を減らす、流す時間を短くする、節水ノズルを取り付けるなどの方法があります。
●水漏れを早めに修理する
トイレの水漏れは、無駄な水の使用につながります。水漏れを早めに修理することで、節水効果があります。
●便器内に水を入れる
便器内にペットボトルなどの容器に水を入れておくことで、水量を減らすことができます。ただし、適量を入れないと、汚物が詰まる原因になりますので注意が必要です。
これらの方法を組み合わせることで、より効果的な節水が可能です。
トイレで使う水を十分に減らしたい場合
トイレで使う水を十分に減らす場合には、節水型トイレに交換することが一般的には最も効果的な方法です。また、既存のトイレを改造する方法として、水タンク内にブロックを設置することで、水量を調節する方法があります。また、便器内の洗浄剤やトイレクリーナーを減らすことも節水対策の1つです。そのほかにも、水漏れを防ぐためにトイレのパッキンやボルトの締め付けを定期的に点検することも大切です。
節水するとどれくらい水道料金が変わるのか?
トイレで節水を行うことは、水道料金の削減につながる場合があります。具体的な節水効果によって料金の変化は異なりますが、一般的には以下のような目安があります。
・デュアルフラッシュトイレの利用:デュアルフラッシュトイレは、大便用と小便用の2つの流量設定があり、用途に応じて適切な水量を使うことができます。比較的古いトイレに比べて節水効果が高く、年間で数千リットルの節水が見込めます。
・タンク内の調整:トイレのタンク内にある給水量を調整することで、流す水の量を減らすことができます。ただし、適切な流量を確保しなければならないため、調整には注意が必要です。
・便器の故障や水漏れの修理:トイレの故障や水漏れがある場合は、無駄な水の流出が起きている可能性があります。修理や交換を行うことで、水道料金の節約につながる場合があります。
具体的な節水効果については、使用するトイレの種類や家庭の水の使用量によって異なります。しかし、トイレの節水対策を行うことで、年間数千円から数万円程度の水道料金の削減が期待できると言われています。
なお、地域や水道料金の設定によっても異なるため、具体的な料金の変化を知りたい場合は、所在地の水道事業者にお問い合わせいただくか、水道料金の見積もりを依頼することをおすすめします。
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